いわゆる「底辺大学(大学入試の偏差値が低い大学)」に実際に入学したら、どのような大学生活が待っているのでしょうか?
この記事では、実際に底辺大学に通っている人の潜入レポート(?)として底辺大学の授業や就活であるあるな風景について紹介します。
現在、底辺大学に通っている人や、自分の大学ってもしかして底辺大学なのかも…と気になっている人は参考にしてみてくださいね。
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底辺大学の実態
ひと言で「底辺大学」といっても学生や学校の質に幅はあるのですが、ここでは特に「最悪な状況」といえる底辺大学の実態をみていきましょう。
底辺大学の特徴
まずは底辺大学とはどんな特徴があるのか?について確認しておきます。
底辺大学の特徴
- 生徒の学力が低い
- 教員の能力も低い
- AO入試や推薦入試に力を入れている
- それでも毎年定員割れを起こしている
- 就職先は高卒の就職先とあまり変わらないことも…(建設現場や工事・解体業など)
仮にある程度の学力を持った生徒がいたとしても、授業レベルの低さに嫌気がさして退学してしまういっぽう、基礎学力の低い学生相手では有能な教員が集まらないという負の連鎖が起こります。
ひとりでも多くの学生を集めたい大学側の意向が学生レベルの低下を招き、卒業後は学部と無関係な就職先になるケースが多いようです。
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教育困難大学とFラン大学
どちらも底辺大学と同じ意味で使用されることがあります。
教育困難大学は学生による妨害(私語や騒音)などで講義が成立しないようなケースがある大学です。
Fラン大学は入試難易度が極端に低い(ほぼ全入制となる)大学のことです。
FランとはFランクのことで、もともとはBF(ボーダーフリー)のことでした。
入学に必要な偏差値が計測できないほど低いということです。
教育困難大学とFラン大学の双方の特徴を兼ね備えたのが底辺大学です。
底辺大学の偏差値
底辺大学の偏差値についてはいろいろ意見があるようですが、一般的には40前後といったところでしょう。
ただし底辺大学にも学力はあるのに事情があって入学した学生もいます。
ですから底辺大学のすべての学生の偏差値が低いというわけではありません。
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底辺大学の授業風景に関するあるある
底辺大学の授業でのあるあるな風景についてみていきましょう。
英語や数学が中学生レベル
学生の基礎学力が低いため、英語であればbe動詞、数学(算数)であれば四則計算(+-×÷)から講義があります。
講義は出席すればOK
底辺大学では学生が勉強しないことが前提になっているため、講義に出席するだけで単位が取れるケースが多くなります。
そうした講義の定期試験では「出席点」が加算されますが、それでも赤点で追試を受ける学生が後を絶ちません。
学生の受講態度はカオス
仮に講義に出席していてもまともに受講する学生は稀で、講義中に堂々とスマホゲームをしたり雑誌を読んだり、雑談したり食事をすることが当たり前になっています。
ペット同伴で講義に出ようとした学生もいるほど常識が通用しません。
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底辺大学の就職に関するあるある
大学も2年生、3年生…と進むと気になってくるのが就職活動。
底辺大学の就職活動あるあるを見ていきましょう。
学部と関係のない就職先がほとんど
経済学部だからとか法学部だからとかは一切関係ない会社へ就職するケースが多くみられます。
高卒の就職先と重複しているケースも多く、大卒だから有利とはいえないようです。
親が金持ちの学生はニート化する
就職先の範囲が狭く、給料も安いケースが非常に多いため、実家が裕福な学生はニート化することもよくあります。
高校卒業後にニート化しないようにと底辺大学に入ったところで結果は同じというパターンです。
学生は意外と真剣に取り組むケースもある
底辺大学の学生は、自分の大学が底辺大学だと認識しているケースが多いため、就職先を選り好みしない者も多くいます。
親が貧乏な学生の場合、はやく親を楽にさせてあげたいという気持ちから就労意欲が高い場合が多く、真剣に就職に取り組むケースも多いようです。
有名大学の学生が就職難に苦戦するのとは対照的になるのが意外なところです。
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底辺大学の教員の質に関するあるある
どんな大学でも、そこで授業をしたり学生を指導したりする教員がいます。
以下、底辺大学で教鞭をとる教員の質についてのあるあるを見ていきます。
論文を書いたことのない教員(たいていは公募)がいる
論文数が教員の能力とイコールではありませんが、全くないというのは研究者として問題あるでしょう。
底辺大学は他大学の教員からも勤務先として敬遠される場合が多いといわれています。
人員は公募されるケースが目立ちますが、エントリーしてくるのは「何を研究しているのかよくわからない人材」だったりします。
有能な教員ほど自信を喪失する
講義アンケートには学生からの罵詈雑言が並ぶことがあります。
臨時講師などは講義内容についてこられない低レベルの学生から「評価」され、自信を失ってしまうことも多いようです。
ほとんどの教員はやる気をなくす
最初はやる気のあった教員も、講義を妨害する学生に対して注意することも諦めるようになり、最終的にはやる気をなくしてしまいます。
大学側も学生を留年させないこと、卒業させることが最優先になるため、教員のレベルには腐心しないというわけです。
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まとめ
以上、底辺大学の実態をご紹介してみました。
みなさんの通う大学にも、似たような雰囲気はないでしょうか。
過去はそれなりのレベルだったのに、少子化によって学生の確保が難しくなった大学が底辺大学になってしまうケースはよくあります。
これから受験する大学を選ぶ人は、ぜひ注意しておいてくださいね。
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